眠った資産を有効活用!老後の為に。貯蓄と年金だけでは厳しい時代

今回は、老後を見据えた株の長期投資について。

 

日本人の平均寿命は上昇し続けており、これから訪れる人生100年時代においては、定年後が30年以上に及ぶこともあたりまえになってきます。

そんな長い老後を銀行預金と年金だけで賄えるでしょうか?

 

果たして20年後、30年後に年金はもらえるのだろうか・・。

株の長期投資における基礎知識を学び、ぜひ資産運用を検討してみて下さい。

株の長期投資をするメリット

あの有名投資家も株の長期投資をしている!そのメリットとは。

ウォーレン・バフェット氏の戦略

世界的な有名投資家、ウォーレン・バフェット氏はご存知でしょう。

 

彼は世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの筆頭株主でもありますが、その生活はとても質素倹約。

マクドナルドやコーラが大好きであることでも知られていますね。

 

そんなウォーレン・バフェット氏が巨額の富を築いた手法はやはり、企業価値に投資する長期投資でした。

長期投資は、運用できる期間が長い、つまり若い層ほど有利で、バフェット氏は11歳から株式投資を始めています。

株式投資における心理的な負担が少ない

長期投資のメリットとして、心理的な負担が少ないことが挙げられます。

 

例えば、サラリーマンがデイトレードやスイングトレードなどの短期投資をすると、銘柄の値動きに一喜一憂して本業が疎かになってしまうでしょう。

短期投資では1週間で数%というよう比較的な大きなリターンを期待するのですから、心理的な負担が生じてくるのも当然。

 

一方、長期に渡って安定的な好業績が見込める銘柄に分散投資すると、心理的負担は大きく軽減されます。

配当金・優待などの恩恵も受けられる

長期投資の場合でも、トータルでは値下がり・マイナスになってしまう年も出てくるかもしれません。

ですが、多くの銘柄では配当金が発生するため、配当金で値下がり分をカバーすることができるのです。

 

例えば、たばこ大手の【2914】JTの配当利回りは5%を超えているため、年間5%の値下がりとなってしまったとしても、配当金でトントン。

減配などの心配もあるかもしれませんが、日本企業では最多の29年連続増配をしている【4452】花王のような銘柄もありますし、株主を第一に考える企業は増えてきています。

 

ちなみに花王の配当利回りは約1.4%ですが、これを通常の預金金利0.01%と比較すると、140倍に相当します。

 

株式投資に慣れたら中期投資へシフト

株の長期投資に始まり、相場の雰囲気が掴めてきたら、一部は徐々に運用期間を短くしてもよいでしょう。

将来への備えは中期投資で本格化

株に慣れてきたら、スイングトレードなどの中期投資もおすすめです。

 

長期投資では昨今の米中貿易摩擦などの経済ニュースによって暴落し、1年間の利益が数日でパーになってしまうことも少なくありません。

また、配当株投資にしても、高配当で有名な日産自動車はゴーン元会長の逮捕というニュースにより1日で配当利回り以上の暴落となりました。

 

中期投資のスキルを身に付けると、このようなリスクを軽減する行動を取れるようになります。

長期投資で狙うリターンが年間10%程度としたら、中期投資で得られるリターンは年間20%~50%も夢ではないでしょう。

 

いきなり移行するわけではなく、まとまった余裕資金ができた時点で長期投資と中期投資を並行して行うことを推奨します。

 

投資金ができたら中長期投資を並行する

長期投資は老後の資金形成のため、中期投資は教育費や住宅費など目先の資金形成のために、のように目的別に分けることが大事。

注意点としては、生活費のための投資は一切しないことです。

 

生活費はあくまで給与収入で賄い、将来に必要となる大きな資金を得るために投資をすると割り切りましょう。

大きなリターンを狙えば、必ず大きなリスクを負うことになります。

 

中期投資は長期投資に比べてリスクが大きく、心理的負担ものしかかりますので、もちろん長期投資のみに絞るという戦略もアリでしょう。

株で長期投資をする場合の対象は、ディフェンシブ株や高配当株がおすすめです。

 

まとめ

銀行預金が最も安全であることは間違いないですが、リスクがゼロというわけではありません。

万が一銀行が破綻したとき受けられる保証には限度があるのです。

 

少なからず同じようにリスクがあるのであれば、投資の中でも比較的安全な株の長期投資で資産形成するほうが賢い選択でしょう。

世界一の投資家ウォーレン・バフェット氏も採用する手法ですし、心理的負担も少ないため、初心者にもおすすめ。

 

株取引に慣れてきたら、目的に合わせて中期投資に資金を振り分けるのもひとつの戦略です。