株の投資方法は自分に合ったスタイルを見つけることが重要!

今回は、デイトレードやスイングトレードといった株式投資の種類について説明していきます。

株式投資では、貴方の性格や価値観、ライフスタイルに合った投資方法を選ぶことが何よりも重要です。

 

長い期間に渡ってまったりと資産を増やしたいと思っている人がデイトレードをしたり、すぐに結果が欲しいと思う性格の人が長期投資をしてもストレスがたまるだけで上手くいかないでしょう。

 

自分の性格に合う投資手法を選ぶことの重要性はどれだけ強調してもし足りないほどです。

貴方に一番合う投資方法で、株式投資を人生の役に立てていって欲しいと思います。

 

一般的な株式投資の種類

一般的に知られている株式投資の種類について解説していきましょう。

デイトレード

デイトレードとは、寄り付きから大引けまでの1日の中で取引を完結させる取引のことです。

デイトレードについては後から詳しく述べていきます。

 

スイングトレード

スイングトレードとは、数日から2週間程度で取引を完結させる取引のことです。

スイングトレードについても後から詳しく述べていきます。

 

割安株投資

割安株投資とは、企業価値と比べて株価が低くなっている銘柄を年単位で長期的に保有するものです。その企業の潜在的な価値に投資する「バリュー投資」も割安株投資の一種。

PERやPBRを始めとしたファンダメンタル指標や、その企業の財務状況や業績など、ファンダメンタル分析によって投資銘柄を決めるのが一般的となります。

 

成長株投資

成長株投資とは、将来的に成長することが期待される銘柄を年単位で長期的に保有するものです。

世界一の投資家であるウォーレン・バフェット氏は成長株投資を手掛けていることでも知られています。

成長株投資は、株式投資の王道だと言えるでしょう。

 

テクニカル投資

テクニカル投資とは、ローソク足や移動平均線、出来高などのチャートを使って行う投資のことです。

チャートソフトが簡単に使えるようになった現代においては、最もポピュラーな投資法だと言えるでしょう。

デイトレードから長期投資に至るまで、全ての投資でチャート分析は有用です。

 

IPO投資

近年、個人投資家の間で白熱しているのが、IPO投資です。

IPO投資とは、新規上場(IPO)する銘柄に公募して、上場と同時に決済する取引手法のことです。

とてもシンプルな方法でありますが、勝率や期待値が高い手法として知られています。

 

AIベンチャーの【4382】HEROZは公募価格の11倍となり、多くのIPO億り人を生み出したことは、貴方もきっと一度は耳にしたことがあるはずです。

しかし、IPO投資は近年、余りにも広まり過ぎてしまったせいで、公募の競争率はとんでもなく高くなっています。

公募にはまず当たらないと思った方がいいでしょう。

 

デイトレードとは?

デイトレードについて説明していきましょう。

その日で取引が完結するトレード

デイトレードとは、寄り付きから大引けまでの間に取引を完結させる取引のことです。

日足チャートを見ながら、分足チャートを見て取引を行うのが基本となります。例えば、日足チャートを見て翌日に陽線になりそうな銘柄を見つけたら、翌日の寄り付きに買って終値に売ればいいです。

 

デイトレードの利点としては、翌日の暴落リスクを完全排除できることが挙げられます。

日本株はアメリカ市場や為替市場の急激な変動を受けて、寄り付きに大きな変動で始まる場合が少なくありません。

 

日経平均がいきなり200~300円安以上で始まった場合は、損切りをしようにも想定以上の損失を被ることもあるでしょう。

デイトレードでは、このような損失リスクを完全排除することが可能です

 

デイトレードに向いている人

デイトレードに向いている人としては、値動きに翻弄されず、淡々とルールを執行し続けることができる強いメンタルを持っていることが挙げられます。

だが、このような条件を満たしていても、デイトレードで利益を上げ続けるためには相当の訓練を積む必要があります。

 

いくらデイトレードに向いていると思ったとしても、すぐにデイトレードで利益を出せるようになるとは思わないことです。

特に、デイトレードの訓練を積むには分足チャートのデータを集める必要がありますが、どこの証券会社でも数年分の分足チャートのデータは提供していません。

 

デイトレードに向かない人

デイトレードに向かない人は、デイトレードに向いている人の逆で、値動きに翻弄されてルールを破りやすい場合はデイトレードはやめておいた方がいいでしょう。

また、ザラ場中に働いている方は、デイトレードをすることはできないでしょう。

 

多くの株初心者はデイトレードは簡単だと考えていることが多いですが、それは大きな勘違いです。

株式投資は、時間軸が短くなればなるほど難易度が上がっていきます。

長期投資<バリュー投資<スイングトレード<デイトレードの順に難しくなっていくということです。

 

つまり、スイングトレードや長期投資で利益を出せない者は、デイトレードで利益を出すことは絶対にできないと断言してもいいでしょう。

トレードに慣れない内に、いきなりデイトレードから始めるのは絶対にやめておくべきです。

 

スイングトレードとは?

スイングトレードについて説明していきましょう。

数日から2週間程度で取引が完結するトレード

スイングトレードとは、数日から2週間程度で完結させる取引のことです。

スイングトレードは、日足チャートを見て取引を行うのが基本となります。場合によっては、週足チャートや月足チャートを見ることもありますが、基本は日足チャートのみで行います。

 

スイングトレードのエントリーは大引け(終値)で行えばいいため(証券会社で引成注文を出せば良い)、デイトレードで必要とされる反射神経も必要ないです。

スイングトレードは、若者から高齢者まで全ての年齢層で、初心者が始めるのに最もおすすめしたい取引スタイルです。

 

スイングトレードに向いている人

スイングトレードは、リスク管理やルールの執行がちゃんとできる人に向いています。

また、スイングトレードは訓練することにより、多くの人が利益を出せるようになっていきます。

 

そのため、学習意欲が高い熱心な人には、是非ともスイングトレードのスキルを身に付けることをおすすめします。

日足チャートは簡単にデータを集めることができるため勉強しやすい点も、スイングトレードの大きなメリットであると言えます。

 

スイングトレードに向かない人

スイングトレードに向かない人は、リスク管理やルールの執行ができない人です。

強欲に駆られて大きなリスクを取ってしまったり、失敗を認めて損切りができない人には、スイングトレードはおすすめできません。

 

また、これはデイトレードやスイングトレードに限らず投資全般に言えますが、自身のトレード記録から反省する習慣や勉強する習慣がない人は、どのような投資にも向いていないと言えます。

努力をせずに利益を上げられるほど、マーケットは甘くありません。

 

自身に合う投資スタイルを再確認する

自分自身に合った投資スタイルを確認しておきましょう。

自分はどんな投資法が向いているかチェック

 

  • デイトレード
    貴方が、デイトレーダーのようにせっせとマーケットから利益を積み上げることに憧れを持っていたら、スイングトレードから始めるべきでしょう。スイングトレードにある程度精通してから、デイトレードを始めるのがおすすめです。

 

  • スイングトレード
    貴方が、学ぶ意欲があり、リスク管理や売買ルールを守ることに抵抗を感じないなら、スイングトレードのスキルを磨くことをおすすめします。

 

  • 長期目線投資
    貴方が、日々の値動きで一喜一憂することに抵抗を感じるが、「人生100年時代」に備えて老後資金を蓄えたいと思っているなら、割安株投資や成長株投資で長期投資をすることをおすすめします。
    長期投資をする場合は、デイトレードやスイングトレードのスキルを習得する必要ありませんが、チャートの見方を学んでおくことは役に立つでしょう。

 

  • 中長期目線投資
    貴方が、既に十分な資産を蓄えていて、リスクヘッジの一環として株式投資に興味があれば、ディフェンシブ銘柄や高配当株を中心とした長期投資がおすすめです。
    この場合も、デイトレードやスイングトレードのスキルは一切習得する必要はありませんが、資金管理や分散投資といったリスク管理の点では参考になることが多いでしょう。

 

最後に、努力をしなくてもお金を稼ぎたいと思っているなら、投資は一切しないことをおすすめします。

 

まとめ

1日で取引を完結させるデイトレード、数日から2週間程度で取引を完結させるスイングトレード。

その他にも割安株投資成長株投資、テクニカル投資、IPO投資など、様々な投資スタイルがあり、それぞれの分野で大きく利益を出している投資家がいることも事実です。

 

株式投資は時間軸が短くなればなるほど難易度は上がっていきますので、デイトレードを始めるには、まずはスイングトレードに慣れてから行うなど、少しづつ段階をあげていきましょう。

自分自身の性格や価値観、ライフスタイルに合わせて、投資方法を決めることも大事です。