【3808】OKウェイヴは短期で10倍!1年で見ると株価18倍の上昇を見せました!
2017年はまさに仮想通貨バブルに沸いた1年になりましたが、東証でも仮想通貨関連銘柄に大きな注目が集まっています。
仮想通貨は「インターネット以来の人類史を変える発明」と言われるブロックチェーン技術に深く関わってくるテーマであることからも大きく期待されます。
仮想通貨相場の動向と、仮想通貨関連銘柄に注目していきましょう!
目次
1.いま最もホットなテーマ株である仮想通貨
2017年は仮想通貨バブルに沸いた1年となりましたが、仮想通貨関連銘柄にも大きな注目が集まっています。
1-1.仮想通貨とは?
今回は、いま大注目の仮想通貨関連銘柄に注目していきます。
「暗号通貨」とも呼ばれます。
仮想通貨は、国家が価値を保証する円やドルなどの法定通貨に対して、中央銀行のような国家主体が存在しないことに特徴があり、専門の取引所を介して円やドルなどと交換することができます。
仮想通貨は公的な発行体や管理者がいなくても発行可能なことから、2018年5月現在、ビットコインやイーサリアム、リップルを始め1,500種類以上にものぼる仮想通貨があると言われています。
中でも「ビットコイン(BitCoin)」は特に有名ですが、ビットコインを始めとする多くの仮想通貨には「ブロックチェーン」と呼ばれる技術が使われていることで知られています。
ブロックチェーンとは、P2Pネットワーク上で暗号技術を持って電子的に情報を記録する分散型台帳技術のことです。フィンテックで最も注目される技術の一つになっています。
仮想通貨は、ブロックチェーンによって信頼性を担保した上で国際送金やネット決済に掛かる手数料や送金時間を削減可能であることから、決済・送金手段として大きく期待されています。
また、国家による価値の保証がないことはリスクでもありますが、国家が介入できない資産として保有したいと考える投資家も少なくありません。
1-2.2017年は仮想通貨バブルに沸いた1年に
2017年は、ビットコインを始めとする多くの仮想通貨が暴騰し、「仮想通貨バブル」に沸いた1年になりました。
例えば、ビットコインは2017年1月初めには12万円弱に過ぎませんでしたたが、2017年11月には一時約230万円にまで暴騰しました。
その後は暴落し、2018年5月現在は約100万円前後で推移しています。
また、仮想通貨を巡るニュースとしては、2018年1月26日に、コインチェックから580億円相当の仮想通貨「NEM」が流出した問題はまだ記憶に新しいのではないかと思います。
仮想通貨は国際送金や決済手段として期待されていますが、投機商品としての需要が圧倒的であるというのが現状であり、コインチェック流出事件で露呈したセキュリティ面でのリスクもあります。
しかし、SBIやヤフーが仮想通貨事業への参入を発表し、マネックスグループがコインチェックを買収するなど、大手企業の参入が相次いでおり、仮想通貨事業への期待の高さが伺えます。
現在、仮想通貨市場は調整に入っている状態ですが、仮想通貨事業への関心は今後も高まっていくるものと見られます。
2.仮想通貨関連銘柄は注目のテーマ株となっている
依然として大きな注目が集まる仮想通貨市場ですが、仮想通貨関連銘柄にも大きな資金が流入してきています。
2-1.コインチェック買収を発表したマネックスグループ
ネット証券大手の【8698】マネックスグループは、仮想通貨関連銘柄としてマーケットを大きく賑わせている銘柄です。
同社は、2018年4月3日の日経新聞電子版にて、NEM盗難事件で話題になったコインチェックの買収を検討していると報じられました。そして、4月6日に正式発表が行われました。
このニュースを受けて、世界中の投資家やトレーダーが同社の株に殺到することに。
同社の株価は、コインチェックの買収検討が報じられる前日には344円で引けていましたが、買収検討報道によってストップ高に。
そして、2018年5月現在には700円前後の高値で推移しています。
コインチェックの買収が報じられてからわずか1ヶ月半足らずで株価は2倍になり、今後更なる上昇が期待されます。
また、このニュースを受けて、同社の1日の出来高はニュース発表前の50倍以上となり、任天堂と売買代金ランキング1位を争う超人気銘柄と化しています。
世界中の投資家やトレーダーの仮想通貨に対する期待の高さを示した格好となったと言えます。
2-2.仮想通貨交換業の登録を発表したOKウェイヴ
質問・回答サイト「OKWave」を運営する【3808】OKウェイヴも、2018年に入ってから注目されるようになった仮想通貨関連銘柄です。
同社は、2018年1月11日に、運営サイト「OKWave」の利便性を更に高めるため仮想通貨交換業の登録をしたと発表。
このニュースを受けて株価は暴騰しました。
ニュース発表前の2018年1月11日には781円だった同社の株価は、2018年5月には一時8,060円にまで上昇。
わずか4ヶ月で10倍以上に暴騰し、現在は乱高下を繰り返しています。
過去1年間の動きで見ると株価上昇率は18倍以上!
2-3.ブロックチェーン関連銘柄としても注目されるクロスキャット
ブロックチェーン関連銘柄も仮想通貨関連銘柄として物色されることがあります。
金融関係のシステム開発に強いシステムインテグレーターの【2307】クロスキャットは、ブロックチェーン技術者の育成に力を入れる方針を明確に打ち出しています。
同社の株価は、2017年5月初めには527円でしたが、この1年で大きく上昇していき、2018年5月現在は1,500円前後の高値で推移しています。
この1年で約3倍となり、今後も高値突破からの高値更新が期待されます。
同社のようなブロックチェーンに力を入れているブロックチェーン関連銘柄は、仮想通貨関連銘柄とも関係が深いためチェックしておきましょう。
3.主要仮想通貨関連銘柄チェックリスト
仮想通貨関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。
銘柄 | 株価 | 主なサービス |
【2307】クロスキャット | 1,450円 | ブロックチェーン |
【2330】フォーサイド(低位株★) | 390円 | 仮想通貨マイニング |
【2743】ピクセルカンパニーズ(低位株★) | 332円 | 仮想通貨マイニング |
【3807】フィスコ(低位株★) | 329円 | 仮想通貨取引所 |
【3808】OKウェイヴ | 5,070円 | 仮想通貨交換業 |
【3825】リミックスポイント | 1,639円 | 子会社の「BITPoint」が仮想通貨取引所運営 |
【3853】インフォテリア | 1,344円 | 仮想通貨事業 |
【3917】アイリッジ | 1,785円 | 仮想通貨事業 |
【3938】LINE | 3,980円 | 仮想通貨事業 |
【4284】ソルクシーズ | 1,430円 | ブロックチェーン |
【4689】ヤフー(低位株★) | 405円 | 仮想通貨事業 |
【6172】メタップス | 3,115円 | 仮想通貨取引所 |
【7177】GMOフィナンシャルホールディングス | 861円 | 仮想通貨事業 |
【8473】SBI | 3,205円 | 仮想通貨事業 |
【8698】マネックスグループ | 704円 | 仮想通貨取引所コインチェックを買収 |
※株価は2018年5月21日終値で算出
4.仮想通貨関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!
過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かった仮想通貨関連より上位3銘柄を発表致します。
※2017年5月21日~2018年5月21日の1年で算出
4-1.第1位【3808】OKウェイヴ
上昇率 | 18倍(安値:429円 → 高値:8,060円) |
市場 | 名証セントレックス |
RSI | 42.54(やや売られている) |
4-2.第2位【2338】ファステップス
上昇率 | 7.3倍(安値:312円 → 高値:2,280円) |
市場 | 東証二部 |
RSI | 40(やや売られている) |
4-3.第3位【3825】リミックスポイント
上昇率 | 6.2倍(安値:293円 → 高値:1,820円) |
市場 | 東証二部 |
RSI | 80.21(かなり買われ過ぎ) |
※RSIは2018年5月21日終値より算出
5.まとめ
コインチェックの買収を発表した、マネックスグループの株価が1ヶ月半で2倍になり、出来高が50倍以上になったこと
仮想通貨交換業の登録を発表した、OKウェイヴ銘柄の株価が1年で18倍もの急騰となったこと
それらの動きからみても、仮想通貨関連銘柄はいま最もホットなテーマ株の一つとなっていることは明らかです。
投資家からの注目度は、働き方改革関連銘柄や半導体関連銘柄といった主要テーマ株と比べても群を抜いていると言えます。
また、仮想通貨関連のニュースとしては、国内の仮想通貨取引量1位を誇る「bitflyer」にはIPO(新規上場)の噂もあることから、今後大きく注目されます。
仮想通貨事業への参入や買収といったニュースや仮想通貨相場の動向は要チェック。
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