ネット広告関連銘柄!テレビ市場を追い抜く直前のネット業界は無視できない

ネット広告予算が新聞広告予算を追い抜き、年々市場規模を拡大。

関連銘柄である【2491】バリューコマースは2.7倍。

 

【4751】サイバーエージェントは2.1倍にまで株価を上昇させました。

 

株式市場でもこの成長ぶりを材料視している投資家は多く、今では多くの注目を引くテーマ株になっています。

 

今回はネット広告について解説しながら、今注目すべき関連銘柄と上昇してきた理由をわかりやすく取り上げていきます。

 

1.4年連続で2桁成長!年々拡大し続けるネット広告市場

ネット広告とは何か。またその用途とこれまでの歴史について見ていきましょう。

 

1-1.ネット広告とは

ネット広告とはEメールやWebサイト上に掲載される広告のことをいい、オンライン広告やウェブ広告とも呼ばれています。

 

テレビや新聞といったマスメディアを使った従来の広告方法とは違い、画像や動画など広告から広告主のサイトへ即座に誘導することが可能になりました。

 

これまで多くの企業が新聞やテレビなどのマスメディア広告を行ってきたものの、インターネット市場が発展していくにつれネット広告はより存在感を増していきました。

 

近年では広告閲覧者の好みや思考を考慮した最適な広告を掲載するといった、より効果的な掲載方法が開発され続けています。

 

2017年度の日本の広告費は6兆3,907円で、2016年度と比べて+1.6%増し。

その内ネット広告は全体の23.6%も占めていますが、市場規模は年々拡大し続けているのがわかります。

 

1-2.ネット広告の歴史と動向

拡大を続けているネット広告市場ですが、最初に日本でネット広告を掲載されたといわれているのが1996年頃。

Yahoo!JAPANがサイト上にバナー広告を掲載したのが起源だといわれています。

 

当時米国ではAmazonの成功報酬型のアフィリエイト広告が開始され、アフィリエイト収入で利益を得る人が出るようになりました。

 

2003年頃には自社のWebページやブログ内に広告を掲載し、そこから収入を得れる「Google AdSense」が登場。

ページの内容に合う広告が自動配信されるため、閲覧者を自然に広告へ誘導できるようになりました。

 

2008年にはユーザーの行動を解析して広告表示を行う手法「興味関心連動型広告」が登場。

ネットで購入した物や直近に検索されたものなど、閲覧者の行動に即した広告が表示されるようになりました。

 

スマートフォンやタブレットが普及していくにつれ、モバイルに対応したネット広告も発展。

 

近年ではYouTubeなどの動画サービスコンテンツの利用者が増えていることから、動かない一枚の写真やイラストなどではなく、動画を使った広告も注目されています。

2.過去に上昇したネット広告関連銘柄と、その上昇理由

過去に上昇した関連銘柄と、その上昇理由を見ていきましょう。

 

2-1.ネット広告市場成長の後押しにより業績が好調で株価が右肩上がり

銘柄 安値 高値 倍率
【2491】バリューコマース 2018年1月26日 安値 791円 2018年8月8日 高値 2,172円 +1,381円(+174.58%)

ヤフーの子会社である【2491】バリューコマースは、金融や旅行業界に強みを持つアフィリエイト広告トップ企業です。

 

2017年度12月期連結決算では前期比減収だったものの、2018年度12月期の連結業績予想を大幅上方修正しました。

 

ネット広告市場の成長が収益を後押しし、業績予想の上方修正に伴い期末配当も予定よりも増額するなど、材料視される要素が豊富でとにかく注目度の高い銘柄です。

 

2-2.インターネット広告事業が好調で継続的な材料発表により株価上昇

銘柄 安値 高値 倍率
【4751】サイバーエージェント 2017年10月19日 安値 3,225円 2018年7月19日 高値 6,930円 +3,705円(+114.88%)

同社はネット広告事業とゲーム事業を主軸に展開している、インターネット広告国内最大手企業です。

 

投資事業も展開しており、サーバーエージェントビットコインの設立で業務拡大期待から注目を集めました。

 

ネットテレビ局「AbemaTV」の収益化にまだ時間を要する一方、インターネット広告事業は着実に伸ばせるとし、モルガン・スタンレー証券が目標株価を引き上げ好材料視されました。

 

その後もチャットに特化しカスタマーサポートを【3938】LINEと共同プロジェクトを開始。

 

常に投資家の注目引く材料を出し続けていたことで継続的な買いが入り、株価2.1倍にまで上昇しました。

 

3.主要のネット広告関連銘柄

 

銘柄 備考
【2130】メンバーズ 企業系Webサイトや、SMMデザイン製作及び運用を手掛ける企業。
【2389】オプトホールディング ネット広告専業代理店の大手で、同じネット広告事業を行う企業を傘下に持つ。
【2461】ファンコミュニケーションズ アフィリエイト広告仲介で、トップクラスの企業。
【2491】バリューコマース 【4689】ヤフーの子会社で、アフィリエイト広告トップ級企業。
【3904】カヤック 開発力には定評があり、ゲームコミュニティの「Lobi」を運営しているほかネット広告にも注力している。
【3990】UUUM Youtuberなどのマネジメント及び動画配信を手掛ける企業。企業からの受注案件と動画広告収入が主な収入源。
【4293】セプテーニ・ホールディングス コンテンツ配信や販促支援などの子会社を傘下にもつ、独立系ネット広告代理店。
【4751】サイバーエージェント ネット広告事業とゲーム事業を主軸に展開している、ネット広告国内最大手企業。
【6094】フリークアウト・ホールディングス 高速でネット広告枠の自動取引を行うDSP事業を手掛けている。
【6535】アイモバイル 国内最大級のアドネットワークを持つ、ネット広告サービス事業。

 

4.おすすめのネット広告関連銘柄

これから注目すべきネット広告関連銘柄についてご紹介します。

 

4-1.【6045】レントラックス

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市場 東証マザーズ
業種 サービス業
単位 100株
比較される銘柄 インタースペース、フルスピード、バリューコマース
注目ポイント 成果報酬型ネット広告を展開し、新規顧客の開拓で業績が好調

成果報酬型広告サービスを展開しており、検索連動型広告代行も手掛けている同社。

2018年8月20日に、7月の売上高が前年同月比で50.7%増の9億2,700万円にまで伸びたと発表しました。

 

さらにパートナーサイトの運営者数は前月比増加数359名と、新規顧客の開拓を進めたことで業績は好調に推移しているのがわかります。

 

今回の発表がポジティブサプライズとなり、21日にはストップ高をつける場面も。投資家からの注目度は非常に高いテーマ株の一つといえるでしょう。

 

4-2.【4800】オリコン

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市場 ジャスダック
業種 情報・通信業
単位 100株
比較される銘柄 コロプラ、イード、カドカワ
注目ポイント 顧客満足度調査の単価上昇とスマホ向けコンテンツ配信が好調

同社はヒットチャートをはじめとする、ランキング情報を提供する音楽データベースの老舗です。

 

音楽情報に関するネット広告収益が好調で、顧客満足度調査は単価の上昇にも成功しています。

 

またスマートフォン向けコンテンツの配信も着実に伸びており、18年4月6月期営業利益では前年同期比3割を超える伸びを見せました。

 

同社は株価の値ごろ感から買いが入りやすく、今後の成長性からみてもまだまだ上昇余地のある銘柄といえるでしょう。

 

4-3.【2433】博報堂DYホールディングス

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市場 東証一部
業種 サービス業
単位 100株
比較される銘柄 電通、サイバーエージェント、日テレHD
注目ポイント ネット広告事業強化のために【6534】DACHDのTOBを実施

同社は広告業界2位で、広告代理店グループです。

2018年8月6日、同社の子会社である【6534】DACHDを完全子会社するためにTOBの実施を発表しました。

 

【6534】DACHDはTOB成立後に上場廃止となる予定ですが、同社はネット広告事業の成長を加速・強化することを目的としているため、今後さらなる成長が期待できます。

 

買い付け予定数は3,082万168株で上限はなし。

少なからず予定されている買い付け期間の9月18日までは動向を見ておきたい銘柄のひとつです。

 

4-4.【4324】電通

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市場 東証一部
業種 小売業
単位 100株
比較される銘柄 千趣会、ヤマダ電機、良品計画
注目ポイント 顧客企業ECサイトの来訪者増加狙いでワイヤードビーンズ社と業務提携

同社は国内2位の【2433】博報堂DYホールディングスの売上高約4倍を誇る、広告代理店最大手企業です。

 

同社のネット広告子会社である電通デジタルは、ECサイト開発を手掛けている株式会社ワイヤードビーンズと業務提携しました。

 

電通デジタルの技術と活用し、顧客企業ECサイトへの来訪者増加を狙います。

 

間違いなくネット広告関連の本命格である同社は、特に注目度の高い銘柄でしょう。

5.まとめ

 

インターネットが普及したことで、スマートフォンやタブレットなどモバイル端末の利用者が増加。

 

それにともないネット広告の市場規模は拡大しつづけ、今ではネット広告予算が新聞広告予算を追い抜くまで成長しました。

 

既に米国と英国ではテレビとインターネットの市場規模が入れ替わっているため、日本も数年後には逆転することは明白です。

 

また、関連銘柄の多くが材料を伴う買いから徐々に上昇トレンドに乗る傾向があります。

 

ネット広告に関するニュースを気にしつつ、底堅く買いが入っている関連銘柄には注目するようにしましょう。