投資を始めてみたいけれど、何やら難しそうというイメージがあるのではないでしょうか?
投資の目的と運用したい金額が決まっていれば、開設するべき証券口座を簡単に決めることができるのです。
今回は投資の目的別に、どの証券口座で投資をしていけばいいのか、投資初心者でも分かりやすく解説していきます。
目次
投資の種類を学ぼう!初心者でもできる3つの投資法
投資と一口に言っても、個別株や債券、投資信託など実に様々。
ここでは初心者でも挑戦しやすい3種類の投資について紹介していきます。
個別株への投資は大きなリターンが狙える!
投資と言えば株式投資を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
株式投資とは、企業が発行する株式を購入しその株式を売買することにより利益を得ることができる仕組みです。
株価が低い時に購入し高くなった時に売れば大きな利益を得られます。
また、配当金や株主優待も主婦にとっては大きな魅力ですので、配当金や株主優待を目当てに購入する人も多いです。
例えば、外食産業の企業の株式を購入する場合。
株主優待でその企業が運営するお店のクーポン券をもらえたりすることが多く、賢い主婦は株主優待を利用して上手く家計をやりくりしています。
個別株へ投資する上での注意点と言えば、ある程度まとまった資金がなければ購入できないことです。(ただしミニ株などの例外あり)
したがって、個別株へ投資する場合は余裕資金から投資するといいでしょう。
手堅い運用を目指すなら債券投資
債券投資には国債や社債があります。
発行元の国や企業が一般の人からお金を借り、償還期限が来たら利子がついて戻ってくるという仕組み。
日本の国債には個人向け国債というものがあり、一般の人でも購入できるようになっています。
日本がデフォルト(債務不履行)にならない限り価値が0円になることもないので、堅実に運用したい人にとっては人気の商品です。
また、企業が株式とは別に一般の人から資金を募る社債もあります。
債券投資は定期預金より利回りの良く、かつ個別株投資よりリスクの低いことが多いので手堅く投資をしたい場合は債券への投資も考えてみてはいかがでしょうか?
投資信託なら少額から購入できる
投資信託とは、ファンドと呼ばれるグループが多くの人から集めた資金で株式や債券を購入していく方法のこと。
購入した人は分配金を受け取ったり、売買したりすることにより利益を得る仕組みです。(分配金をもらえない投資信託もあり)
投資信託は個別株を購入する時のようにある程度まとまった金額を用意しなくても、少額から購入できるので初心者でも始めやすいですよ。
またファンドは集めたお金をもとに、世界中の株式へ投資したり株式と債券をバランスよく購入したりするなど投資先を分散しています。
1つの投資信託を購入するだけで多くの投資先へ投資できるのは、個別株投資にはないメリットと言えますね。
ただし、購入する投資信託が株式へ投資していた場合でも株主優待券などはもらえないので注意しましょう。
節税対策にも!お得な口座を投資の目的別に紹介
投資は一般口座や特定口座で投資するのが基本ですが、節税もできるお得な口座も利用していきましょう。
老後資金を貯めるならiDeCo(個人型確定拠出年金)
今流行りの個人型確定拠出年金、通称iDeCo(イデコ)は2017年より20歳以上の成人全員が対象となりました。
この口座は現役世代の内に自分で資産を運用し、その元本と利益を老後の年金としてもらえる仕組みです。
iDeCoでは定期預金の商品も選べますが、投資信託の商品を選ぶのが断然おすすめ。
理由はiDeCoが節税効果の高い口座だからです。
例えば、拠出した掛け金は全額所得控除になる他、受取時も退職金控除や公的年金控除などを利用できます。
そしてなんと言っても利益が非課税!(通常は約20%課税されます。)
しかし、注意しなければならない点も。
それは60歳になるまで引き出せないことと、人によって掛け金の上限が決まっていることです。
したがって、iDeCoでは老後資金を貯めるための専用口座となるので、老後資金を投資で貯めたいという方はまずはこちらの口座を利用することをおすすめします。
個別株に投資するならNISA口座で決まり!
NISA(ニーサ)口座は、個別株や投資信託の売買を行うための口座です。
毎年120万円まで投資が可能。
配当金や分配金、売買した時の譲渡益には通常約20%の税金がかかりますが、NISA口座内ならなんと最長5年間は非課税となります。
例えば、
100万円の利益があった場合、
税金で約20万円取られるので手元には80万円しか残りません。
それがまるまる100万円手に入るのですからとてもお得な制度と言えますね。
配当金や株主優待狙いで個別株を購入したいという場合や、年間120万円以上を投資したい場合にはこちらのNISA口座での投資がおすすめです。
また未成年のお子さんがいる場合、ジュニアNISAというお子さん専用のNISA口座も開設できます。
パパやママがNISA口座で余裕資金を運用し、このジュニアNISAではお子さんの教育資金を用意するといった使い方ができそうですね。
つみたてNISA口座は少額投資の初心者にぴったり
つみたてNISAは、通常のNISAよりさらに少額の年間40万円まで投資が可能。
さらにつみたてNISAで選べる金融商品は、一定の要件を満たした投資信託のみとなります。
この一定の要件というのが販売手数料のかからないもの、信託報酬の安いものなど投資初心者が選んでも失敗しにくいという金融庁お墨つきの商品のみというものなのです。
したがって商品選びに迷っている初心者がまず投資を始めてみようと思うなら、こちらのつみたてNISAを選ぶと良いでしょう。
ちなみにNISAやつみたてNISAは1人1金融機関にのみ開設できます。
複数の金融機関では開設できないので、毎年の投資額や投資先(投資信託のみなのか、個別株にも投資するのか)によってNISAもしくはつみたてNISAを選ぶようにしましょう。
まとめ
投資初心者でもお得に投資できる証券口座を目的別にご紹介しました。
今まではなかなか投資に手を出せなかった人も、今や気軽に投資ができる時代となりました。
老後資金や教育資金を貯めるのか、または配当金や株主優待でお得に生活をしたいのかなど人によって投資の目的は様々です。
投資を始めるなら目的に合った口座でお得に投資にチャレンジしたいものですね!
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