「短期でお金を倍増させたい!」「少額投資で大きく儲けたい!」
そんな方におすすめの『低位株』で稼げる術を身に付けることができれば、投資初心者でもプロレベルの結果を出すことが可能です。
今回は少額投資でも大きく稼げる低位株の魅力について、おすすめする理由や扱う際の注意点など重要ポイントを解説していきたいと思います。
目次
1.初心者におすすめ低位株でガッツリ稼ごう
投資初心者が一から大きな資産を構築していくには、低位株投資が最も効率の良い手法と言えるでしょう。
1-1.少額投資と低位株の相性は抜群!
低位株とは市場全体の水準に比べて価格が低い株式のことで、明確な数字はないですが概ね500円以下の銘柄を指しています。
株価が低い理由が単に業績不振というわけでなく、発行株式数が多く1株あたりの価値が希薄化していたり株式分割などが影響していると考えられます。
2018年10月までには全国の証券取引所に上場している銘柄の売買単位が100株に統一されますので、今後全ての低位株は一単元5万円以下となるのです。
あまり知られていませんが、低位株が多い業種で代表的なのは建設や化学、繊維、鉄鋼・金属、銀行・証券株など。
好材料をきっかけにして低位株は時に驚くほど値を上げることがあり、株価数百円から5倍、10倍ということも珍しくありません。
株価ごとに値幅制限が設けられていますので、1,000円の株が10,000円まで上昇するより、100円から1,000円までの上昇が物理的にも遥かに簡単なのです。
また、株式は安いほうが買ってもらえる投資家の幅が広がりますので、資金も集まりやすくなります。このような関係から、低位株には爆発的な上昇が見込めるのです。
1-2.割安株や値嵩株と低位株の違い
低位株は株価水準が市場全体に比べて低いだけなので、割安株とは違います。
つまり、低位株だからと言ってもその価格が本来あるべき価値より高いか安いのかを業績などから調べ、低位株である理由を知る必要があるのです。
他にも低位株の反対の意味を持つ値嵩株(値がさ株)と呼ばれる銘柄もあり、株価水準が比較的高い銘柄のことを言います。
株価は概ね数千円から数万円で、一単元が百万円に近いかそれ以上。
値嵩株は投資金の大きい海外投資家や機関投資家などが投資対象にしている場合が多く、国際優良株やハイテク、通信系の銘柄に多いです。
例えば、株価100円の銘柄と株価5,000円の銘柄、それぞれに100万円づつ投資したとします。
どちらもストップ高で利確した場合、いくらの利益を生み出すでしょうか?
株価100円のストップ高は150円(+50%)なので50万円の利益、株価5,000円のストップ高は6,000円(+20%)なので20万円の利益となります。
同じ投資金でも低位株の値上がりインパクトが強いのは値幅制限に違いがあるためで、少額投資でもそうでない場合も低位株は根強い人気があります。
2.個人投資家に低位株がおすすめな4つのポイント
低位株に挙げられるたくさんのメリットをご紹介していきます。
2-1.少額投資でも多くの株式を取得できる
低位株の一番のメリットはやはり、購入単価が小さいことから多くの株式を取得できることでしょう。
株価1,000円だと投資金50万円で500株しか買えませんが、株価100円だと10倍の5,000株も取引をすることができます。
さらには少額でもしっかりと分散投資をしてリスクを抑えることが可能となるので、個人投資家の限られた資金でも戦略の幅が広がります。
少額投資でコツコツ始めていきたい方にはおすすめです。
2-2.少しの株価変動でも高い上昇率
低位株は少しの株価変動でも上昇率が高くなります。
株価100円から110円と、株価1,000から1,010円では、同じ10円の上昇でも上昇率は10%と1%で大きく差が開くのです。
低位株で1円抜きという手法も注目されるほど、少しの株価変動でも大きなインパクトがあります。
また、前述したように株価によって1日の上限(下限)となる値幅制限が変わりますので、あるきっかけで上昇した低位株はわずか数日で2倍、3倍も十分にあり得るのです。
2-3.元々株価が低いため下値不安が少ない
すでに株価が低いため下値が限られていると考えることができます。
この場合、ファンダメンタルズ分析を用いて割安かを見極める必要があり、企業本来の価値よりも安く買うことで効果を発揮します。
それをある程度簡単に見極める方法として、あえて赤字体質で人気の無い低位株を狙うという手法を用いる投資家も少なくありません。
見向きもされないような銘柄であるほど、好材料が出たときの買い需要で爆発的な上昇が見込めますので、その時を待つというスタンスです。
2-4.プロ投資家の参入が無いため勝ちやすい
ここまで3つのメリットは代表的なものでしたが、低位株の本当の旨みは機関投資家などプロがいない市場であるということでしょう。
大きな資金を動かすプロトレーダーと戦っていては資金がそこに奪われてしまう可能性が高いですが、個人投資家同士であればそのハードルは低いです。
彼らはときに数千万、数億円という単位で投資するので時価総額の小さい低位株だと値が動いてしまいます。
また、売買したいときに大量の株式を動かさなければならず自由な取引が難しいために低位株へは参入できないのです。
3.低位株を扱う際に注意すべき3つのポイント
低位株投資で考えられるデメリットを見ていきましょう。
3-1.業績悪化が原因の低位株もある
いくら低位株だからと言っても、投資先の銘柄が破産して価値が0円になってしまっては元も子もありません。
低位株の中には、人気が無い(業績が悪い)という理由で比較的低い株価で推移している銘柄も少なからず存在しています。
倒産、上場廃止になると株券は無価値となり、取引ができなくなってしまうので、投資する前に必ず企業リサーチを行いましょう。
四季報や株探、ヤフーファイナンスなどの株式情報サイトが便利です。
3-2.少しの株価変動でも高い下落率
低位株は『少しの株価変動でも高い上昇率』という魅力をメリットで挙げていますが、反対に下落した場合にはデメリットにもなり得ます。
株価100円の銘柄が10円上がるだけで10%の上昇率ですが、同じように10円下がるだけで10%もマイナスになるリスクはつきものです。
赤字拡大が続いている銘柄や、出来高が極端に少ないなどの不安要素は抱えないようにし、少額投資でもいくつかの低位株に分散することをおすすめします。
業績が好調で株価が上がり高くなった結果、株式分割して低位株になった優良銘柄を狙うと上昇トレンドに乗りやすいです。
なるべくリスクを抑えた投資を心がけましょう。
3-3.仕手筋に狙われやすい
低位株は、株価を操縦する『仕手筋』に狙われやすく、ターゲットとなった銘柄は爆発的な上昇もある反面、一瞬にして底値まで暴落することもあります。
なぜ低位株を好むかの理由は、比較的少ない資金で株価を強引に持ち上げることが可能で、個人投資家を巻き込むことができるためです。
根拠の無い上昇は下手に手を出すと危険で、結果的に高値を掴まされるという仕手筋の思い通りとなってしまいます。
初動のタイミングで乗ることができれば利益を出せる可能性は低くないですが、その際は損切りラインを徹底することです。
投資初心者の方にはハイリスクなので仕手株は注意しましょう。
4.まとめ
少額投資でも短期で大きく儲けることを可能にする低位株。
今回取り上げたデメリットをしっかり把握しておくことが、低位株の魅力を最大限に発揮できるポイントでもあります。
値動きが激しいなどの理由で敬遠されていた方にも、基礎知識をしっかり身に付け勝てるコツが掴みやすい低位株はおすすめです。
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