もし株式投資によって家計が楽になるとしたら、家計を管理する主婦としてはぜひ株式投資を試してみたいと思いますよね。
株式投資は売ったり買ったりするだけではなく、保有しているだけでもお得になる投資スタイルもあるのです。
今回は、主婦におすすめの株式投資スタイルをご紹介していきます。
目次
株式投資が家計にもたらすメリットとは?
株式投資をすることで家計にはどんなメリットがあるのか、主婦が気になるポイントをまとめてみました。
定期預金だけではお金が増えない時代。流れは預金から投資へ
今はマイナス金利政策によって、銀行に預けていてもお金が全然増えてくれない時代となりました。
例えば、1年間100万円を定期預金に預けたとしても、年利0.01%だとしたら利子はたったの100円です。
しかし、配当金を設定している銘柄の株式を購入した場合、数パーセントの配当利回りがもらえることもあります。
平均配当利回りが1.78%の場合
同じ100万円でも、もらえるお金が100円と17,800円では178倍も違ってきます。
すべての銘柄で配当を出しているわけではないものの、高配当株を選べば中には3~4%(それ以上に高い配当を出しているところもあります)の利回りがもらえるところも!
家計のことを考える主婦なら、投資を利用して上手にお金を増やしていくことも考えていきたいところですね。
株式投資が家計にもたらす2つのメリット
株式投資が家計にもたらす2つのメリットをご紹介します。
保有するだけでお金が入る
まず1つ目は、先ほども述べたように株式を保有しているだけで配当金がもらえること。
配当金を設定している銘柄を選べば、わざわざ売ったり買ったりの手間もなく利益を手に入れることができます。
そこで株式投資初心者は、配当利回り狙いの高配当株を購入して持っておくというスタイルでも十分。
お給料の他にも配当金という定期的な収入があると、家計は少しでも楽になると思いませんか?
株主優待で節約ができる
家計にもたらすメリットの2つ目は、株式優待を使って節約できること。
レストランのクーポン券やホテルの宿泊割引券など、その企業で使える金券を配布しているところが多いです。
株式優待を利用すれば、少しでも節約しながらレジャーや外食などを楽しむことができますね!
いくらあれば株式投資を始められるの?
株と言うとまとまった金額が必要なイメージがありますが、実際にいくら用意すれば株式投資を始められるのかを説明していきます。
目安は10万円から
個別株投資をするなら目安はだいたい10万円あれば可能です。
基本的に、株は1株だけ買うということができず、100株がまとまった一単元で購入します。
そのため、最低でも数万円は必要となる計算になります。
購入する手数料や株式優待を貰える条件などを考えると、まとまった金額は用意したいですね。
ちなみに、株主優待がもらえるとお得にお買い物ができたりレジャー施設の割引が受けられたりと、良いことがいっぱい!
株主優待の場合は、優待をもらうには一定数の株数が必要となります。
規定の株数は企業によって異なり、おおよそ10万円あれば株主優待を受け取れるところが多いですが、取得する時の株価も考慮する必要があります。
もちろん10万円以下でも株主優待をもらえるところもあるので、是非探してみてくださいね。
株主優待はどれだけお得?
イオンとANAの2銘柄を参考に見ていきましょう。
イオンの場合
全国に店舗を持つ総合スーパーのイオン。
イオン【8267】では100株以上保有する株主に対し、株主優待としてイオンでのお買い物でキャッシュバックを受けられるオーナーズカードを配布しています。
キャッシュバックの返金率は所有する株数によって異なりますが、100株の場合は常に3%割引でお買い物ができるということ。
よくイオンでお買い物をする主婦にとっては魅力的な内容ですね。
ANAの場合
ANAホールディングス【9202】では100株以上保有する株主に対し片道普通運賃の50%オフで航空券を購入できる株主優待券を配布しています。
飛行機に乗って旅行へ行く予定があるなら、是非とも狙いたいところ。
ちなみに株主優待狙いで投資をする時には、権利約定日に株主になっていないと優待を受け取れない点に注意が必要です。
株式投資は株価が高くなった時に売ったりすることもあると思いますが、優待狙いの場合は権利約定日には注意しましょう。
小さなお子さんがいる主婦の方におすすめの投資スタイルとは?
株式投資って、チャートにかじりついて売買を繰り返し利益を上げるイメージがある、という方も多いようです。
もちろんそのような運用方法もありますが、株式投資は短期間で売買を繰り返す、いわゆるデイトレーダーばかりではありません。
一度購入した後は長期間保有する投資スタイルもありなのです。
特に赤ちゃんや未就園児のお子さんがいる家庭の主婦は、日々の家事や育児に追われてなかなか時間をとれないですよね。
配当金や株主優待がもらえれば、何かとお金がかかる子育て中には随分助かるはずです。
さらにお子さんが小さい内から将来の大学進学費用のことを考える人も多いようですが、最近では学資保険の代わりにジュニアNISAで運用しながら教育資金を貯める主婦もいます。
ジュニアNISAは非課税枠も多いので上手に利用したいですね。
ワーキングマザーの主婦におすすめの投資スタイルとは?
お子さんを保育園に預けて仕事復帰した主婦や、お子さんの手がある程度離れたのでパートで働いているという主婦におすすめの投資スタイルをご紹介します。
パパのお給料は生活費、ママのお給料は貯金というご家庭も多いのではないでしょうか。
共働き家庭では投資へ回せる資金があるものの、忙しくてなかなか投資をする時間をとれないという方もいますよね。
そこでオススメなのが、投資信託による積立投信です。
投資信託とは、ファンドと呼ばれる専門家グループが投資家から集めたお金で株などを買い付ける方法。
この方法による投資スタイルは個別株投資の時のように株式の配当金や株主優待といった特典は受け取れないものの、まるで積み立て貯金をするようにコツコツと買い付けることが可能です。
さらにファンドが多くの投資先(ファンドによっては株だけでなく不動産なども!)を買い付けるので、しっかりとリスク分散ができます。
個別株を購入する場合と異なり、投資託はワンコインで買い付け可能なところも存在するなど、少額投資ができる点もうれしいですね。
銘柄を選定する時間が取れない!
コツコツ積み立て預金のように投資を始めたい!
という働く主婦にとって、投資信託はおすすめの投資スタイルです。
シニア世代の主婦におすすめの投資スタイルとは?
お子さんたちの教育費のめどがたち、子育てがひと段落したシニア世代の主婦には、老後を豊かにする投資スタイルがおすすめ。
具体的には、配当金によって年金にプラスアルファを補うことを目指しましょう。
最近のニュースを見ていると、自分たちの世代はいくら年金がもらえるのか不安になりませんか?
2018年現在、年金は夫婦2人で毎月約22万円もらえます。(夫が厚生年金、妻が国民年金の場合)
年金だけで生活できればいいのですが、旅行にでも行こうかとなると毎月もらえる年金だけでは足りないのが現状。
そこで、今まで貯めた貯金や退職金を崩しながら老後を過ごすことになりますが、やはり貯金を崩すのは抵抗があります。
配当金を分配している銘柄を狙えば定期的に配当金が振り込まれるので、年金以外にももらえるお金があるということは老後を安心して過ごせる材料にもなります。
今まで貯めた貯金や退職金などのまとまったお金がある方も多いはずなので、そのような元手を一部資産運用に回してみましょう!
まとめ
主婦におすすめの株式投資スタイルをご紹介しました。
株式投資って難しそうというイメージをお持ちの方でも、簡単に株式投資を始められることがお分かり頂けたのではないでしょうか。
一口に株式投資と言っても、売買による譲渡益を狙うのか、配当金や株主優待でお得に生活するのか、目的は様々です。
ご家庭の状況に合った株式投資のスタイルを作るようにしたいですね!
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