アミューズメント関連銘柄をチェック!

【4680】ラウンドワン【2157】コシダカHD【9697】カプコン、【4343】イオンファンタジーやその他4銘柄を含む銘柄が上昇率2倍越えを記録!

 

アミューズメント関連銘柄がこの1年で大きな上昇を遂げています。

 

アミューズメント関連銘柄は、インバウンドや複合型リゾート施設(IR)といった重要テーマとも絡むテーマ株のため、今後更なる上昇が期待できそうです。

 

今回は、そんなアミューズメント関連銘柄に注目していきます。

注目銘柄から、上昇率上位銘柄などをチェック!

 

1.インバウンドやIRとも関わりを持つアミューズメント関連

インバウンド消費やIRとも関わりを持つテーマ株として、アミューズメント関連銘柄が大きな注目を集めています。

1-1.アミューズメント関連銘柄とは?

今回は、インバウンド消費地としても大きな注目を集めるアミューズメント関連銘柄に注目していきます。

 

アミューズメント関連銘柄は、カラオケやボウリング、ゲームセンター、スパ、スポーツ施設などが楽しめるアミューズメント施設の運営を手掛ける銘柄が中心になってきます。

 

その他のレジャー施設やテーマパーク、パチンコ店などもアミューズメント施設に含まれます。

 

また、アミューズメント施設は、外国人観光客によるインバウンド消費地としても大きな注目を集めています。そのため、アミューズメント関連銘柄はインバウンド関連銘柄としても期待されます

 

2018年6月19日に、衆議院でカジノを含む統合型リゾート施設(IR)に関する法案が可決されましたが、IRからの連想が働いてアミューズメント関連銘柄に買いが入ってくることも考えられます。

 

アミューズメント関連銘柄は、インバウンドとIRという現在マーケットで大きな注目を集めているニュースに絡むテーマ株としても注目が集まります。

 

1-2.アミューズメント関連にはどのような銘柄があるか?

 アミューズメント関連銘柄にはどのような銘柄があるのかを見ていきましょう。

 

まず、カラオケ店やゲームセンターといったアミューズメント施設の運営を手掛けている銘柄は筆頭に挙がってきます。また、テーマパークや遊園地の運営を手掛けている銘柄にも要注目です。

 

アミューズメント関連銘柄としては、ゲーム会社各社も注目セクターとなります。

ゲームセンターや遊園地に置いてあるアミューズメント機器は、大手ゲーム会社が手掛けていることが多く、アミューズメント関連銘柄として外せません。

 

ゲームセンターの店舗数は1990年代には全国で3万店を超えていましたが、2015年には約1.5万店と全盛期の半数以下にまで減少しています。

 

これに伴って、ゲームセンターの売上高も2006年の7,029億円をピークに、近年は4000億円前後まで規模が縮小しています。

 

しかし、ゲームセンターは大型化しており、1店舗あたりの売上高は上昇傾向にあります。ゲームセンターに設置される機器の売上高はこの20年で横ばいとなっており安定事業となっています。

 

2.アミューズメント関連銘柄は大きな値上がりをしている

 アミューズメント関連銘柄は、この1年で多くの銘柄が大きな値上がりを見せています。

2-1.複合レジャー施設「ROUND1」を展開するラウンドワン

 ボウリングを中心とした複合レジャー施設「ROUND1」を展開する【4680】ラウンドワンは、アミューズメント関連銘柄を代表する銘柄です。

 

同社が展開する「ROUND1」は全国40都道府県に進出しており、アメリカにも進出しています。

 

同社の株価は、2017年7月初めには1,032円を付けていましたが、ここから更に上昇していき、2018年2月には一時2,171円まで上昇しました。

この1年で最大2.1倍の上昇となり、2018年7月現在は1,700円前後で推移しています。

2-2.児童遊戯施設を展開するイオンファンタジー

イオンを始めとする大型ショッピングモール内で児童遊戯施設「モーリーファンタジー」などを展開する【4343】イオンファンタジーは、アミューズメント関連銘柄として大きな注目を集めています。

 

同社は、国内のみならず海外への進出も積極的に進めており、2018年7月現在で国内店舗461店に対して、海外店舗は387店に達しています。

 

同社の株価は、2017年8月には3,025円を付けていましたが、この1年で上昇し続けており、2018年5月には7,210円にまで上昇しました。

 

この1年で最大2.3倍の上昇となり、2018年7月現在は6,500円前後で推移しています。

2-3.ゲームセンター向け景品を手掛けるエスケイジャパン

 ゲームセンター向けの景品を手掛ける【7608】エスケイジャパンは、ゲームセンターに関連するアミューズメント関連銘柄として注目されます。

 

同社は、クレーンゲームのぬいぐるみを始めとする景品の企画や開発を手掛けており、「ドラえもん」や「星のカービィ」といった人気キャラクターのランセンス受託生産も行っています。

 

同社の株価は、2017年7月~9月は281円の安値をつけ低迷していましたが、2017年10月に発表した決算が好感されて上昇していき、2018年3月には一時890円まで上昇しました。

 

この1年で最大3倍となりましたが、高値を付けてからは大きく下げており、2018年7月現在は450円前後で推移しています。

 

この1年で特に大きく動いたアミューズメント関連銘柄を見てきましたが、アミューズメント関連銘柄はこの他にも多くの銘柄が大きな上昇を遂げています。

 

カラオケチェーン「カラオケまねきねこ」を運営する【2157】コシダカホールディングスは約2.7倍、ゲームセンターで圧倒的な人気を誇る「ストリートファイター」シリーズを手掛ける【9697】カプコンは約2倍となっています。

3.主要アミューズメント関連銘柄チェックリスト

アミューズメント関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。

銘柄 株価 主なサービス
 【2157】コシダカホールディングス 1,574円  カラオケチェーン「カラオケまねきねこ」
 【4343】イオンファンタジー 6,380円  児童遊戯施設「モーリーファンタジー」
 【4661】オリエンタルランド 11,295円  テーマパーク「東京ディズニーランド」「東京ディズニーシー」
 【4680】ラウンドワン 1,679円  複合レジャー施設「ROUND1」
 【4712】KeyHolder(低位株★) 155円  アミューズメント施設運営
 【6460】セガサミーホールディングス 1,839円  アミューズメント機器
 【7458】第一興商 5,190円  業務用カラオケ機器、カラオケルーム「ビッグエコー」
 【7608】エスケイジャパン(低位株★) 438円  ゲームセンター景品
 【7832】バンダイナムコホールディングス 4,520円  アミューズメント機器
 【8136】サンリオ 2,070円  テーマパーク「サンリオピューロランド」
 【8214】AOKIホールディングス 1,575円  カラオケ「コート・ダジュール」
 【9010】富士急行 3,165円  テーマパーク「富士急ハイランド」
 【9671】よみうりランド 4,605円  テーマパーク「よみうりランド」
 【9681】東京ドーム 973円  テーマパーク「東京ドームシティ アトラクションズ」
 【9697】カプコン 2,699円  アミューズメント機器

※株価は2018年7月2日終値で算出

.アミューズメント関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!

過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったアミューズメント関連より上位3銘柄を発表致します。

※2017年7月3日~2018年7月3日の1年で算出

4-1.第1位【2928】RIZAPグループ

チャート画像
上昇率  3.88倍(安値:795円 → 高値:3,090円)
市場  札証アンビシャス
RSI  31.83(やや売られている)

4-2.第2位【7608】エスケイジャパン

チャート画像
上昇率  3.16倍(安値:281円 → 高値:890円)
市場  東証一部
RSI  15.23(かなり売られ過ぎ)

4-3.第3位【2157】コシダカホールディングス

チャート画像
上昇率  2.7倍(安値:708.7円 → 高値:1,950円)
市場  東証一部
RSI  20.94(売られ過ぎ)

※RSIは2018年7月3日終値より算出

5.まとめ

アミューズメント関連銘柄は、多くの銘柄がこの1年で大きな上昇を遂げており、投資家から陰ながらに注目されている隠れたテーマ株になっていると言えそうです。

 

ただ、大きな上昇を遂げた銘柄はえてして暴落リスクを伴うため、大きく上昇した銘柄にこれから投資する際は、リスク管理をしっかりしておきましょう。

 

外国人観光客は飛躍的に増加しており、今後インバウンド消費が更に伸びることは間違いなく、インバウンド消費地としてのアミューズメント施設にも期待が集まります

 

アミューズメントに関するニュースにはアンテナを張っておき、関連銘柄の動向は要チェックですね。