メルカリと関連銘柄を抑えておこう!上場(IPO)が決定

【2497】ユナイテッドは1年で株価2.2倍!フリマ市場急成長で【7419】ノジマも1年で株価2倍上昇!

日本で唯一のユニコーン企業と言われるフリマアプリ大手のメルカリの新規上場(IPO)が、国内外の投資家から大きな注目を集めています。

 

そんなメルカリのIPOは2018年6月19日決定

上場したらその時価総額は2,000億円を超えると推測されていますので、2018年最大のビッグイベントになると見られています。

 

メルカリに関連する銘柄の動向に注目していきましょう。

 

1.メルカリとは?

メルカリの新規上場(IPO)に、国内外の投資家から大きな期待が集まっています。

1-1.メルカリは日本唯一のユニコーン企業

メルカリ(mercari)とは

個人売買のフリーマーケットアプリを提供していることで知られる日本のベンチャー企業

企業名 株式会社メルカリ
設立 2013年2月1日
資本金 125億5,020万円(資本準備金含む)
代表者 山田進太郎
本社 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー18F

メルカリは日本だけでなくアメリカとイギリスでも事業を展開しており、2017年12月にはアプリのダウンロード数が日本だけで6000万ダウンロードを突破。

全世界で見ると、1億ダウンロードを突破したことが発表されました。

 

現在、日本での1日の出品数は100万品以上、月間流通額は100億円以上にのぼっています。

 

日本国内のフリマアプリの市場規模は2016年度で3052億円とされ、最も市場をけん引しているメルカリが誕生してから、わずか4年間でこれだけの市場が形成されたのは驚異的だと言えます。

 

売買が行われる度に売買額の10%の手数料が入ってくるという高収益ビジネスモデルで、日本で唯一のユニコーン企業(時価総額が10億ドル以上であると推測される非上場ベンチャー企業)です。

 

メルカリが上場したら、その時価総額は2,000億円を超える超大型IPOになるとも言われていますので、国内外の多くの投資家から新規上場(IPO)が期待されています。

 

2018年最大のビッグイベントになると期待される、メルカリの新規上場(IPO)に注目していきましょう。

1-2メルカリのIPOは2018年6月19日!

メルカリは2017年度中の上場を目指していましたが、ユーザーの売上金を1年間プールしておけるメルカリの仕組みが資金決済法に接触する可能性がありました。

 

出品者の本人確認が厳格化されていなかったことが盗品の出品に繋がる恐れがあるとして、2017年度中の上場は見送られました

 

そのため、2017年12月に売上金の仕組みが改正され、出品者の本人確認が厳格化されました。

 

このメルカリの仕様変更はユーザーの利便性をやや損なうものでありましたが、それだけメルカリの新規上場に掛ける本気度が強いということでしょう。

 

2018年1月には、2018年6月をメドに東証マザーズに上場する計画であることが発表されました。

 

2018年3月には「メルカリグループ全体で経営資源を集中するため」とし、子会社のソウゾウが運営する「メルカリ アッテ」のサービスを終了を発表。

 

これらの動きから、メルカリのIPOが近いと予想されてきました

 

そして2018年5月14日、東京証券取引所はメルカリの6月19日マザーズ上場を承認しました。

 

メルカリの新規上場(IPO)が正式に決定したことで、メルカリに関連する銘柄にも多額の資金が流入してくることが予測されます。

 

例えば、メルカリと業務提携している企業やメルカリに出資している企業などの、いわゆる「メルカリ関連銘柄」の動きはチェックしておきましょう。

 

また、メルカリとは提携していなくても、フリマアプリ市場拡大への思惑買いから、メルカリと同業種のフリマアプリ関連銘柄が物色されることも予測されます

2.メルカリ上場関連銘柄は大きな値上がりを見せる

大型IPO案件として注目されるメルカリの新規上場(IPO)ですが、その期待の大きさを裏付けるかのように、関連銘柄は大きな値上がりを見せています。

2-1.メルカリ上場観測報道で動いたユナイテッド

2017年7月13日に、メルカリの上場報道があったことで関連銘柄の買いがより強固に支えられた格好となりました。

 

ネット広告やスマホアプリを手掛ける【2497】ユナイテッドは、メルカリに出資して資本業務提携を結んでいることで知られています。

 

メルカリに出資している企業としては三井物産や伊藤忠商事も挙げられますが、値動きの軽さなどから、メルカリ上場関連銘柄としては同社がよく物色されます同社の株価はメルカリ上場の期待とともに上昇していき、2018年1月には一時4,225円まで上昇しました。

 

2017年1月時点では1,737円でしたので、1年で約2倍以上の値上がりとなったことになります。

2-2.フリマアプリへの参入を発表したノジマ

メルカリが誕生してから、わずか4年余りで3000億円規模にまで急成長したフリマアプリ市場。

その急成長ぶりを示すようにフリマアプリに関連した銘柄にも資金が流入してきています。

 

家電量販店業界6位の【7419】ノジマは、2017年5月に日本初のデジタル家電専門フリマアプリとして「nojima フリーマーケット」をリリースすることを発表しました。

 

2017年5月に安値1,526円をつけた同社の株価は、2018年2月には一時3,025円を付け、1年足らずで2倍弱の上昇となりました。

 

また、ノジマ以外にも、フリマアプリを手掛ける【2780】コメ兵【3633】GMOペパボなどは、メルカリに関連するニュースが流れるとフリマアプリ関連銘柄として物色されることが多いことで知られています。

 

このように、メルカリに直接関連する銘柄だけではなく、フリマアプリを手掛けている銘柄にもアンテナを張っておくことをおすすめします。

3.主要メルカリ上場関連銘柄チェックリスト

メルカリ関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。

銘柄 株価 主なサービス
【2497】ユナイテッド 3,865円 メルカリに出資
【2780】コメ兵 1,844円 フリマアプリ
【3185】夢展望 1,213円 メルカリチャンネルで商品販売
【3633】GMOペパボ 2,991円 フリマアプリ
【4755】楽天 931円 フリマアプリ2位の「ラクマ」運営
【6178】日本郵政 1,278円 ゆうゆうメルカリ便
【7419】ノジマ 2,576円 フリマアプリ
【8001】伊藤忠商事 2,012円 メルカリに出資
【8031】三井物産 1,892.5円 メルカリに出資
【9064】ヤマトホールディングス 2,631.5円 らくらくメルカリ便
【9449】GMOインターネット 2,243円 メルカリに出資

※株価は2018年3月15日終値で算出

4.メルカリ関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!

過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったメルカリ関連より上位3銘柄を発表致します。

※2017年3月15日~2018年3月15日の1年で算出

4-1.第1位【3185】夢展望

チャート画像
上昇率 10倍(安値:229円 → 高値:2,500円)
市場 東証マザーズ
RSI 51.28(売り買い均衡)

4-2.第2位【2780】コメ兵

チャート画像
上昇率 2.4倍(安値:1,000円 → 高値:2,441円)
市場 東証二部
RSI 41.5(やや売られている)

4-3.第3位【2497】UNITED

チャート画像
上昇率 2.2倍(安値:1,850円 → 高値:4,225円)
市場 東証マザーズ
RSI 75.13(買われ過ぎ)

※RSIは2018年3月15日終値より算出

5.まとめ

日本からは、アメリカのUberやAirbnb、中国のシャオミーのような世界的ベンチャー企業が生まれないと長い間言われていました。

 

それだけに、世界進出しているメルカリに対するマーケットからの期待は非常に大きいものがあります。

 

2018年最大のビッグイベントと話題のメルカリIPOは、新興市場を始めとして市場全体に大きな資金を回す可能性も考えられます。

 

2018年6月19日に上場が決定したので、今後はメルカリ関連銘柄の動向はしっかりとチェックしておきましょう。